中古住宅×リノベーションの選択
公共施設や買い物などの利便性が高く、緑豊かな公園がある郊外で暮らしたいと考えていたI様。中古住宅を購入しそのまま住み始めるつもりでキレイな物件を探していたところ、暮らしたいエリアでは予算が合わず、予算に合わせると利便性が無くなり、妥協をするか予算を上げるかお悩みでした。
そんな時に365リノベと出会い、古いことで除外していた物件をリノベーションすれば暮らしたいエリアも予算も叶うと知り相談に来られたそうです。リノベーションでキレイになるだけではなく、自分達の好きに間取りを変えたり内装を決めることが出来ると分かり物件探しから依頼を決めたそうです。
リノベーションでの要望
築60年の中古住宅は、住宅設備や内装と全てにおいて古さが目立つ物件でした。天井が低かったことから出来るだけ高くして解放感を出したいとのご要望でした。天井を開けて確認をしてみると昔ながらのしっかりとした梁や木をそのまま使用しており、I様はその雰囲気がとても気に入りジャパニーズモダンテイストで梁や木を見せることに決めたのです。柱も敢えて何もせずに木そのものが持つ雰囲気を大事にしました。空間に広がりを出すようフローリングと畳の境目を無くし色合いを揃えたプランニングをしました。
-
木をそのまま見せる造り。
-
一体感を出した空間。
ライフスタイル重視
I様ご家族はご夫婦と成人をされた娘さんの三人暮らし。それぞれのライフスタイルがあるため、キッチンやお風呂といった生活に欠かせない水廻りには各部屋から行けるようにしています。帰宅が遅くなった時でも気兼ねなく使用することができます。一緒に料理作りを楽しめるよう二列型のオープンキッチンになっています。作業スペースにイスを置けばカウンター代わりになり、飲み物片手にお喋りを楽しんだり、ワークスペースにもなる自由度があります。
-
広々と使えるキッチンスペース。
-
白で清潔感あふれる洗面室。
リノベーションのポイント
木が持つ風合いを活かしながら、新しくした建具や照明との組み合わせを調和させ、大きく取った窓からの陽射しと漆喰の白さが空間を明るい印象にしています。勾配天井にし梁の一部を見せたデザインがポイントで、奥行や高さを最大限にした空間になりました。
窓に沿うようにウッドデッキを施したので、窓を開ければ中と外が繋がりより一層開放的な空間になります。
家族それぞれの時間も、一緒に過ごす時間も楽しむことができる理想の住まいが完成しました。
-
勾配天井で空間の広がりを演出。
-
キッチン前を広くしたウッドデッキでガーデンカフェとしても楽しめる。