リノベーションのきっかけ
築34年のマンションを購入したものの、風や光が部屋の奥まで届きにくくどこか閉塞感のある印象が気になったK様ご家族。住居全体の風通しをよくして家族みんなが快適に過ごせる住まいにするためにリノベーションを決意されました。マンションの限られたスペースでも『家族3人がそれぞれの個室を持ちたい』『ナチュラルで飽きの来ないデザインにしたい』というご要望がありました。間取りや空間デザイン、家具選びまでをトータルで相談できる365リノベで、K様ご家族が快適に過ごすためのプランニングがはじまりました。
風と光が通る心地のいい住空間
LDKと各個室を壁ではなくカーテンで仕切ることで風通しをよくし、リビングにしか置けないエアコンの風を各部屋に届けることで住居全体を心地よく過ごせる空間にしました。クローゼットや可動式収納棚を造作することでカーテンを使用していないときもゆるやかに空間をゾーニング。カーテンを閉めれば壁や仕切りがなくても、各部屋でそれぞれ好きな読書や作業にも集中できる、半個室のような住空間となりました。普段の生活や風通しをよくしたいときには、カーテンを開放してひとつの空間として過ごし、来客の際や作業をするときなど必要な際にさっとカーテンを閉め、手軽に部屋を仕切ることができます。布のゆるやかな仕切りなので「カーテンを閉めて作業をしていても、子どもの声がほどよく聞こえて何をしているのか様子がわかるので、安心して過ごせます」と適度な距離を保ちながらも家族の気配を感じることができるように。プライベート空間を確保しつつ家族のつながりをしっかりと感じられる住空間となりました。
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部屋の奥まで風と光が届きます。
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大きな窓に面した明るく開放的なLDK。
広さとコミュニケーションが取りやすいLDK
キッチンを壁付けにすることでスペースを確保し、LDKのスペースをより広くしました。さらにキッチンまわりは、家族とのコミュニケーションを取りやすくしたいという奥様の想いを反映しました。L字型キッチンは動く範囲が小さいので動線がよくなり、段取りがよりスムーズに。また、ダイニングテーブルとの距離も近いのでお子様でも簡単に配膳ができるなど、食事の準備から片付けまでを家族みんなで行うようになりました。さらに、リビングソファはダイニング側を向いて座ることもできるので、しっかり顔を合わせてコミュニケーションを楽しめる空間になっています。
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ダイニングテーブルが近いので、配膳や片付けがスムーズです。
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使い勝手のよいL字型キッチン。
ずっと飽きの来ないナチュラルテイスト
デザインテイストは、K様ご家族がお好みのナチュラルで飽きの来ないスタイルに。住空間の大きな割合を占めるカーテンは空間を圧迫しないようなやさしい印象のベージュでまとめました。カーテン生地にはキラキラと光る素材が裁縫されているので、昼夜で変わった表情を楽しむことができます。キッチンは白いタイルを施したり、アイアンの飾り棚を造作したりとまるでカフェのような雰囲気に。家具は空間に馴染むもの、長く使い続けることができるデザインのもので統一しました。やさしくすっきりとした空間の中に、お気に入りの食器や好きな小物を並べて自分たちらしさをプラスして新しい空間をつくっていくのも楽しみです。
心地いい風が通る中で家族そろって穏やかに過ごす時間が、K様ご家族にとって何よりの癒しのひとときとなる住まいが完成しました。
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やさしい色合いのカーテンがあたたかみのある空間をつくります。
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木製のカーテンボックスがお部屋のアクセントに。