この事例をもとに
リノベの相談
場所:福島・郡山リノベスタジオ
年を重ねたり、子どもが大きくなったりすると知らず知らずのうちに好みや趣味が変化していくことはよくあることだと思います。
O様ご夫婦は息子様が大学生になり、今の家に住み始めた当初の暮らし方と今の暮らし方が大分変化していることに気が付きました。
そこで今の暮らし方がしっくりくるように家をアップデートしようと決意し、リノベーション計画を立て始めました。
もともと「収納スペースが少なく物が片付かない」というお悩みがあり、リノベーションすることを決めていました。
その際に息子様から「洗面室が今より広かったら、みんな朝我慢したり、気を遣ったりしなくていいんじゃない?」という一言が。その言葉をきっかけに家族で改めてどんな家にしたいか話し合いをし、「悩みを解決するだけのリノベーション」ではなく「悩みを解決し、さらに家族みんなのこだわりが詰まったリノベーション」をすることに決まりました。
「家族みんなのこだわりが詰まったリノベーション」をするために、家族で話し合う場を数回設けたそうです。旦那様は「リビングには仏間が絶対必要だ」、奥様は「広い作業スペースで快適に料理や家事をしたい」、息子様は「洗面室を広くするなら、雰囲気がある格好いい造作の洗面室にしたい」など同じ家に住む家族でもそれぞれ、こだわりたいポイントが違っていました。また、この話し合いの中で「息子様の趣味のピアノを聴きながら家族団らんしたい」という家族共通のこだわりたいポイントも見つかりました。
物が多く、一度に一人しか使えない洗面台。
三人同時に使っても余裕のある洗面台。
O様ご家族の「こだわりたいポイント」を叶えるために、“ピアノ置くスペースをどこに設けるか”、“仏間をリビングに作るなら、神棚も一緒に作りたい”、“キッチンはお洒落な雰囲気にしつつ、たくさん収納スペースを充実させたい”など「こだわりたいポイント」を具体的にヒアリングし、プランニングしました。ピアノはキッチンの向かいに設置し、ダイニングで食事をしながらピアノの音色が楽しめます。仏間と神棚はリビングの一角に設け、LDKの雰囲気に合わせて仕上げました。仏間と神棚がLDK空間に馴染んでいてO様ご家族がとてもびっくりされていました。キッチンは十分な作業スペースを確保したことで、奥様が料理や家事がスムーズにできるようになりました。キッチンが広くなり、旦那様が時々料理を手伝ってくれるようになり、ご夫婦の休日や仕事帰りの時間の使い方も変わってきたそうです。
LDK空間のアクセントとして、ピアノの背面の壁を濃いグレーに。
植物が置いてある部分が仏間、その左隣に神棚が設けてある。
キッチンやダイニング、リビング、洗面室に共通して、広々とした開放感がある空間を意識して仕上げています。それは年を重ね、家族間でのコミュニケーションの取り方も変化しているからです。プランニングの際に、O様ご夫婦からポツリとこんな言葉を聞きました。「家族の仲はいいけど、息子が大学生になってからどんなふうにコミュニケーションをとっていいいか分からない時があるんです。」O様ご夫婦のこの言葉から同じ空間に居ながらもお互いの存在が気にならず、でも声をかけたい時すぐに声がかけられるような、ちょうどいい距離感のLDKのプランを提案しました。さらに息子様の趣味であるピアノをLDKに設置することで息子様だけの趣味の時間から家族で穏やかに談笑できる時間になりました。
スムーズにコミュニケーションが取れるキッチン・ダイニング。
和室とキッチン・ダイニングを合わせて作った開放的なLDK空間。
帰ってきて上着や靴をすぐに収納できる。
足を伸ばしてリラックスできるバスルーム。
抜けない柱を利用して作った飾り棚。
LDKに合わせてインダストリアルテイストでまとめた個室。
出来立ての料理をスムーズに運べるダイニング。
グラスや食器などをお洒落に収納できるキッチン棚。
場所:福島・郡山リノベスタジオ
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