【福島・郡山スタッフブログ】ケンちゃんの建築用語集 ~破風編~
皆様ごきげんよう。
ケンちゃんの建築用語集のお時間です!
前回のブログで予告させて頂いた通り今回は
「破風編」です。
必殺技ではありません。
破風とは、、、
「破風」とは、屋根の妻側造形のこと。切妻造りにした場合には、必然的に作らなければならない。切妻側には、必ず三角形の外壁ができるが、この部分が相当することから、切り妻側にしか存在しない。棟に対してみた場合には、直角に接する外壁となってくる。玄関ということで考えると、切妻側に設けることが多くなってくるため、破風は大きなアクセントに。防火地域では、破風に木製を用いることはできなくなってしまう。そこで、窯業系の物が使われることもあるが、モルタルを使ったり、金属で囲ってしまったりするなどの方法も採ることができる。破風板が出会う部分の頂点は、拝みと呼ばれることが多い。乾燥とともに拝みに隙間が開くことがあるため、考慮して取り付けることが求められる。
む、難しいですね、、、
どんなものかというと
この赤い線の部分のところです!
なぜ取り付けるのかというと、大きく4つあり
・吹き込み防止
破風板は、吹き上げる風を分散させる役割があり、屋根内部へ吹き込みを防止します。屋根は上からの風には強いのですが下から吹き上げる風には弱いのです。
・耐火性能の向上
破風板には耐火性能を向上させる役割があります。火災のとき、炎は下から上へ延焼するため、1階の窓から炎が上がることがよくあります。破風板がなければ、炎は一気に屋根裏まで延焼してしまいます。
・壁面の保護
実は、屋根からの雨漏りよりも多いのが、壁面からの雨漏りです。破風板がある側の壁面は、雨樋(あまどい)がある側よりも、雨水にさらされます。破風板がある方の壁面は、劣化しやすいのです。
・化粧性の向上
破風板は、化粧性の向上という役割も担っています。屋根を支える木材は、構造材であるため見た目があまり良くありません。構造材が露出していると、建物の魅力が損なわれてしまいます。
やはりいろいろないみがあるのですね!!
今回は「破風」についてまとめてみました!
あまり自分で決めることがないものですが、壊れていると雨漏りの原因にもなります!
ふと屋根を見上げた時にチェックしましょう!!
次回は「長押」についてです。
パソコンの強制終了の時に電源ボタンを「長押」ではありません。
お楽しみに!
ウフフフフフ
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