【福島・郡山スタッフブログ】ケンちゃんの建築用語集~いぬばしり編~
皆様ごきげんよう。
ケンちゃんの建築用語集のお時間です!
前回のブログで予告させて頂いた通り今回は
「いぬばしり編」です。
前回、ドッグランかな?
などというふざけた想像をしたものがいましたが違います!!
いぬばしりとは、、、
家の周りをぐるりと取り囲むように設けられた幅数十cm程度の細長い通路のことです。 犬が走れるくらいの幅しかないので犬走りと呼ばれます。 犬走りの幅に特に決まりはありませんが、ほとんどの場合40~60cm幅です。 また周囲の地盤より一段高く作られているのが一般的です。
あれ、あながち間違いではないかもしれない、、、
いぬばしりの意味とは?
昔の日本建築は、今とは違い「雨どい」はありませんでした。そのため、雨水は屋根からそのまま落ちていました。しかし、屋根と地面までは距離があります。屋根から落ちる水滴は地面に落ちることで弾け、住宅の壁に水汚れや泥汚れを作ってしまっていたのです。
水や泥汚れは見た目が悪くなるだけではなく、基礎部分を腐らせ家をダメにしてしまいます。そこで、犬走りを施工し、水はねや泥はねを防止するようにしたのが始まりです。
そのほかにも、雑草を生えなくさせ虫の侵入を防ぐ、雨の日でも歩きやすくする、などの意味もあるようです。
絶対なくてはだめ?
そういったこともなく、今ではないお家もそこそこあるようですね!
ということで、中古戸建てを見る際に、多少のヒビなどが入っていることも見受けられるいぬばしりですが、
構造上大丈夫?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
いぬばしりのヒビ、なんで?
犬走りを壁面と設置させて施工すると、壁と犬走りの間に亀裂が生じることがあります。これは、年月が経ち、地面が沈むことで生じるといわれています。地盤沈下や風化などにより地面が凹み、それに合わせて犬走りに負担が生じ、ひび割れを起こしてしまいます。
なので、構造上大きな問題にはならないことが大多数だそう。
ですが、いぬばしりと壁面の間から虫などが入り込む可能性があるので、注意が必要です。
今回はいぬばしりについてまとめてみました。
歩きやすくするためだけの道かな、とお考えの方もいらっしゃったのではないでしょうか?
これからのいぬばしりの見方が変わりますね!!
次回は「破風編」です!
必殺技かな、、、?
お楽しみに!
ウフフフフフ
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