リノベの教科書Textbook of renovation
リノベーション
2022.06.06

中古住宅購入とリノベーションについて!中古住宅選びのコツを紹介


「中古住宅をリノベーションしてわたしらしい暮らし」を実現する人が増えてきています。今回は中古住宅に絞って、リノベーションの魅力や中古住宅選びのコツなどを解説していきます。

中古住宅×リノベーションの魅力

まずは中古住宅×リノベーションのメリットを紹介します。

費用を抑えられる

リノベーションは大規模なモノでも基礎や柱などの躯体を残して、間取りや内装、設備を刷新していきます。新築工事と比べても工事範囲が限られることと、建て替えのようにすべてを壊して再建築というよりも解体処分費や材料費などを抑えられるため、工事価格を抑えられます。また、予算に合わせたリノベーションという選択もできます。「家族みんなが集まるLDKに費用をかけて、それぞれの個室は内装だけ」ということが出来るので、費用面で無理がない住まいのリニューアルが可能です。

さらに、工事の内容によっては補助金や減税を受けられる場合があります。耐震や省エネなど所得税の減税対象になることもあります。ただし、申請しないと受けられないものですので、お住まいの地域の自治体でそのような制度があるかを確認し、申請を行いましょう。

希望のエリアに住みやすい

中古住宅は流通が多いことがメリットとして挙げられます。希望エリアで新築をというとなかなか条件に合う物件を見つけることができません。また、土地だけを探している場合でも建物がない状態を見つけるのも苦労しますし、建物を壊してとなると前述の通り費用がかさむので、条件に合わない場合が多いのではないでしょうか?

中古住宅×リノベーションなら、予算から中古住宅とリノベーションにかける費用を考えられるので、条件に合う中古住宅を見つけやすく希望のエリアに住める確率も上がるということです。

理想の住まいが実現できる

上記の2つのメリットをまとめると「費用を抑えながら希望のエリアにも住むことができる」ということになります。さらに間取りや内装も自由に設計できるので、「コストを抑えながら希望の住まいが希望のエリアに」ということが可能です。もちろん、もともとの家があるのでリノベーションにも多少は制限がありますが、私らしい住まいの実現には中古住宅×リノベーションが近道ではないでしょうか?

中古住宅はここに注意


もちろんメリットだけでなくデメリットも。住まいの買い方を検討するための注意点とおすすめの対処法を解説します。

構造の確認が難しい

中古住宅は構造部分の確認が難しいという面があります。いざ工事を始めたら「柱がシロアリの被害にあっていた」など構造部分に問題があり、補強工事に予想外のコストが発生したなどという例もあります。そんなことにならないようにホームインスペクションの実施をおすすめします。診断費用は掛かりますが、事前に安心して購入することができるのではないでしょうか。

瑕疵担保期間が短い

購入前には気づくことができなかった瑕疵があった場合、売主から修理や保証を受けられます。新築は構造耐力上の主要部分と雨水の浸入を防ぐ部分について10年間の保証がありますが、中古住宅は売主が法人の場合で2年間、売主が個人なら数カ月と短く、なかには保証がない建物もあるので、契約書を確認するなど注意が必要です。リノベーション住宅推進協議会の品質基準で認定された中古住宅の場合は、構造が5年、それ以外は2年の保証がある場合もありますが、そこまで数が多くないというのが現状です。

耐久性に不安

中古住宅購入の際に不安になる点ではないでしょうか?リノベーションをするといっても基礎や躯体はそのまま利用するものです。その不安の通り、現在の耐震基準を満たすために耐震対策などが必要になることも。回避するポイントは、1981年6月に耐震基準の大幅な見直しが行われたため、それ以降に作られた物件であるかがポイントとなります。ただし、それ以前の建物でも現在の耐震基準を満たしているという建物も存在します。不安を感じるという方は専門家に相談してみるのがいいでしょう。

以上が中古住宅×リノベーションのデメリットとして挙げられます。

リノベーションに適した中古住宅って?

それではリノベーション向きの中古住宅とはどういったものでしょうか?見極めるポイントを2つ解説します。

木造住宅なら2×4工法より木造軸組工法

木造住宅で考えるならば、2×4工法より木造軸組工法がリノベーション向きといえます。2×4工法は壁で建物を支える構造となっていますので、一部の壁を取り除くと建物の耐震性が低くなります。木造軸組工法であれば柱と梁で構造が組まれています。柱や梁を取り除かない場合は耐震性に影響がでないので、間取りの変更がしやすいということになります。

築20年程度がおすすめ

木造住宅の改正建築基準法(現行法)が施行された2000年6月以降に建築確認申請された家がおすすめです。仮に耐震補強工事が必要になる場合にもコストを抑えることができます。また、日本の中古住宅は築20~30年で不動産としての評価がゼロになります。ですので、現行法の建築基準を満たし、不動産としての評価がゼロになる築20年程度の物件がもっともおすすめということになります。

実際に中古住宅を見ることが大切!内覧のポイント


気に入った物件があった場合は内覧をすることが大切です。建物の状態や、広さ、周辺環境と様々な箇所を観なければいけない内覧。その内覧のポイントを解説します。

周辺環境を確認しよう

日当たりや風通し、窓からの眺めについては住宅が建っている環境によって大きく左右されるため、購入後のリフォームでも改善することが難しい、若しくはできない可能もあるので、契約前の内覧時に必ず確認しておきましょう。

外観をチェック

外観で確認しておきたい部分として、「基礎」「外壁」「屋根」「軒裏」の4つの項目が挙げられます。「基礎」「外壁」はひび割れがないか、「屋根」「軒裏」は劣化や塗装の剝がれなどを確認しましょう

室内のチェックポイント

リノベーションを前提に内覧を行う場合は、そこまで注意深く見る必要はありません。「窓や建具の立て付け」などをみて、家が傾いていないかなどを確認しましょう。
手を付けない部分や内装のみリフォームをするという部分がある場合は、間取りや収納の量、コンセントなど設備の位置をしっかりと確認しておきましょう。

もっと詳しく知りたいという方は中古物件の内覧で押さえたいポイント解説!をご覧ください。

まとめ

いかがでしたか?中古住宅×リノベーションの魅力が伝わったでしょうか?
365リノベでは中古住宅×リノベーションの相談・見積もりが無料で行えます。
気になった方は365リノベのご相談ください。相談はこちらから

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