リノベの教科書Textbook of renovation
リノベーション
2018.03.05

絶対に知っておきたい!リノベーションの見積もりの注意点

リノベーションには定価がないといわれますが、確かに自動車などのような販売価格があるわけではなく、おおよその相場はあっても共通した定価というものがありません。 リノベーションする家の状態やリノベーションの内容、工法や使用する機材によっても価格は異なってきます。初めてのリノベーションの際には価格がわかりにくいという問題もありますが、見積もり時の注意点を抑えておくことで、安心してリノベーション業者の見積もりを受けることができます。

1. 相見積もりを取る

見積もり
個人がリノベーションする際にも常識となっていますが、例え数十万円クラスの工事の場合であっても必ず相見積もりは取るようにしましょう。 相見積をとるメリットについて説明します。

金額の比較ができる

リノベーションのような定価がなく価格がわかりづらいものに関しては、比較できる見積もりは多いほどよく、1社にお任せするケースと比較すると価格面も含めてより良い条件となる可能性が高くなります。

リノベーションの知識が深まる

相見積もりを取る業者数はあまり多すぎてもかえってわからなくなることもありますが、2社目、3社目と話をしているうちに徐々にリノベーションに対する理解も深まりますので、少なくとも複数の業者には見積もり依頼したほうが良いでしょう。業者によって行っているサービスの違いや進めてくるプランなども異なってきますので自分に合った業者が見つかるかもしれません。おススメする業者数は3,4社程度です。あまり多すぎても時間と労力を使うだけですので、ある程度話を聞いてみて自分に合う業者を選定してから、進めるのがよいかと思います。

リノベーション業者のほうでも、相見積もりを取っているかどうか確認してくることもありますが、その場合には正直に答えてかまいません。相見積をとっていると答えて対応が悪くなったり、対応のスピードが遅くなったりする場合は、むしろ信用のできない企業という判断ができます。リノベーションは費用だけでなく工事の期間も業者によっては変わってくる場合があるので、見積もりまでの対応をみて、信用できる業者を見極めることがポイントです。 リノベーション工事での相見積もりは、単に価格競争をさせるというよりも、しっかりとした見積もりや提案をしてもらえるかどうかを確認することで、業者選びの重要な判断基準ともなります。

2.現地調査

現地調査
見積もりを依頼する業者を選定したら必ず現地調査が必要になります。これは既存の建物の状態や、必要工事の見極めなどに必要になってくるからです。 相見積もりを取る際には、同じ内容の話をしておかないと見積もりを比較できなくなりますので、できるだけ同じ内容で伝えるようにします。 リノベーション工事の見積もりは、使用される建材・設備、職人の数、使用する部材などでどうにでも変わる性質のものです。 しっかりと同じ希望する内容に話しておくことで、後の説明も理解しやすくなります。

3.見積もりをチェックする際のポイント

見積もりチェック
見積書を受け取った場合、どの項目がどこに何のために計上されているかの説明を受け、必要な工事費であるかどうかをチェックします。 この作業は非常に重要で、食い違いがあるときにはここで修正できますし、問題がなければ安心して工事を進めることができます。 ここを怠ると、後々追加工事が発生する可能性も高くなりますので、しっかりとチェックしておきたいところです。 詳細なチェックポイントについては次の章で説明します。

4.見積書のチェックポイント

見積書に記載されている項目と金額のチェックは、リノベーションをスムーズに進めるうえで非常に重要なポイントとなります。 リノベーション業者によっては、若干の書式の違い等はありますが見るべきポイントは同じで、以下の個所をしっかりとチェックしましょう。

日付と押印、有効期限 有効期限が記載されているか

この項目が記載されていないと何か問題などが起きた場合、無効な見積もりとして判断される場合があります。通常は記載漏れのないところですが、チェックするようにしましょう。

リノベーション項目と単価・工数(時間)

必要な工事内容や、その単価と工数が記載されているか確認します。数量が「一式」となっている場合には、その内容を確認しましょう。数量などが不明確なまま話を進めてしまうと、何がどれだけ必要だったのか、どんな内容が含まれていたのかなどわからない状態になってしまいます。その業者の費用感をつかむためにもないがしろにしないことが重要です。また、合い見積もりをとっている際には、一式表記だと比較ができなくなりますので注意しましょう。

諸費用欄

営業費用や運搬費がのります。 この項目は一式になることが多く、企業によって金額に変動が出ることが多いです。どんな内容が含まれているか確認しましょう。

小計と総額、税額 合計

計算があっているか確認しますが、不明点がある場合には遠慮なく担当者に納得いくまで説明してもらいましょう。

5.工事内容についての知識

工事

見積もりを確認する際に、見積もりに工事内容が記載されています。初めてリノベーションをする方には、その内容が何を指すのかわからない場合があるかと思います。
そんな方のために工事内容について説明いたします。

解体工事

リノベーションは新築と違い既存の建物があります。リノベーションを行う場合にはやり直す部分の解体が必要です。その解体を行う工事場所や範囲などがこの項目に記載されます。業者によっては、この解体工事に以下で説明する処分費が含まれていることがあります。もし、見積もりに処分の項目がない場合などはこの項目に含まれていることがありますので注意しましょう。

大工工事

名前の通り大工さんが工事を行う木工事のことを指します。新たな壁を作る工事やフローリングを貼る工事などがここに含まれます。

設備工事

設備工事といわれてもピンと来ない方が多いと思いますが、給排水をやり直したり、ボイラーを設置したりなどといった工事がここに含まれます。キッチンやお風呂などの水廻りをリノベーションする際には必ず必要になってくる工事です。業者によっては電気工事がこの項目に含まれることもあります。

電気工事

名前の通り電気の職人行う工事がここに含まれます。照明の取り付けや配線はもちろん、スイッチプレートの入れ替えなどといった電材関係の工事が含まれます。

左官工事

流行りの珪藻土などを施工する工事がここに含まれます。コンクリートを平らに仕上げたり塗り壁をしあげたりなど内装として使用される工事がここに含まれます。

タイル工事

タイルを施工する工事です。左官工事と同じ項目に含まれることもあります。

塗装工事

建具の色を塗り替えたり、マンションの躯体に塗装する場合に塗装工事が必要になります。

建具工事

造作で建具(ドア)を作る場合などに記載される項目です。メーカーの建具などは、物は材料費、取り付けは大工工事に含まれるので、建具屋さんに建具を造ってもらうときや取り付けをお願いする場合に記載されます。

内装工事

クロス(壁紙)やクッションフロアなどの施工をする場合に記載されます。数量は㎡で記載されることが多いです。注意点としては実際の壁や天井の面積よりも多めに積算されることが多いです。これは金額をかさまししているわけではなく、材料を切り貼りする際にでる端数を加味して計算されることが原因となります。

仮設工事

工事中はあるが、工事後は撤去されるものがこちらに記載されます。例えば、足場や仮設トイレなどがこちらに含まれます。

材料費

大工工事で使われる木材やメーカーの建材などがこちらに含まれます。記載される数が多くなる部分ではありますが、しっかり内容を確認しましょう。

処分費

解体や大工工事で使った木材の端材などを処分するための費用になります。

養生費

建物の躯体やリノベーションをしない箇所に傷などがつかないよう保護するために使われる養生材の費用になります。マンションだと共用部分の保護が必要になり、個人で大まかなリノベーション費用を算出している方は抜けやすい点となります。

6.まとめ

いかかでしたか?この記事を読んで、リノベーションの見積もりの疑問が解消されたり、見積もりについての理解が深まれば幸いです。業者によっては見積もりと一緒にどんな材料を使っているか、どの範囲を工事するか記載された仕様書などを一緒に提出するところも多く存在します。大規模になればなるほど資料が増え、目を通すのも大変なリノベーションですが、注意してみることで、業者との行き違いを防げ、後悔しないリノベーションをすることができます。この記事が、後悔しないリノベーションのお手伝いになれば幸いです

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