リノベの教科書Textbook of renovation
物件
2018.06.08

中古マンションの物件内覧で注意すべきポイントは?

物件 内覧 チェックポイント
中古マンションの物件購入を考えている方は必ず、内覧をしますよね?
でも内覧ってどこを見ればいいのかわからないといったかたも少なくないのではないでしょうか?今回は中古マンションの内覧で見るべきポイントを紹介いたします。
ポイントをしっかりと抑えることで間違いのない物件選びになるでしょう。

専有部分のみでなく、共有部分も見るのがポイント

中古マンションは専有部分と共有部分に分けることができます。
専有部分とは・・・マンションの住居部分(LDK・浴室・洗面室・トイレなど)
共有部分とは・・・通路やマンションの入り口などといった住居者全員が使うところ(エントランス・通路・外壁・バルコニーなど)
簡単に説明するとこのようになります。もっと専有部分と共有部分について知りたい方は専有部分?共用部分?物件の部位ごとに解説をご覧ください。

それではこの二つのポイントをもっと深く見ていきましょう。

共有部分でのチェックポイント

マンションに入居している方全員で使用する共有部分です。

エントランス

中古マンション エントランス 物件 管理
まずはエントランス。ゴミなどが落ちておらず清掃がきちんとされているか、掲示板が乱雑ではないかといったポイントを見ましょう。

エレベーター

エレベーターもきれいに清掃されているかや、落書きがされていないかを見ましょう。

廊下

照明の電球が切れていないか、ゴミが落ちていないかを見ましょう。また、ほかの入居者が廊下に私物を出していないか確認するのもポイントです。これから済んだときにご近所づきあいが始まりますので重要なポイントです。

ゴミ置き場

きちんと清掃されているかはもちろん、ごみの分別がされているかを確認しましょう。入居者の美化意識を確認しておくのも、今後長く住まう上では重要なポイントです。

駐車場・駐輪場

物件 管理 見るべきポイント
どんな車や自転車がとまっているかで、入居者の生活水準がうかがえます。また、空き缶やペットボトルなどのごみが落ちていないか確認しましょう。

外壁

ひび割れやタイルのはがれなどがないか確認しましょう。しっかりと管理されていなければ目立った傷や破損などはないはずです。

ベランダ

全入居者の目立った汚れはないか、広さは十分かを確認しましょう。

管理組合

管理組合は上記の共有スペースの管理も行っています。管理組合がしっかりと機能しているかを確認することは、長く住まう上で安心材料になります。管理組合が機能していないと、修繕が行われなかったりと住んでいてうちのマンション大丈夫?と不安になりますのでご注意を。
管理組合が機能しているかは、大規模修繕がいつ行われたか?管理費・修繕積立金の残高、今後の修繕スケジュールなどを確認しましょう。不動産のスタッフに確認すると教えてくれるので必ず確認しましょう。

専有部分でのチェックポイント

次は専有部分でチェックしておきたいポイントを紹介します。全体のリフォーム履歴を確認することはもちろんですが、部位ごとにポイントを挙げていきます。

玄関

嫌な臭いがしないか、収納は十分かを確認しましょう。また、玄関のドアは一部共有部分になるので個人での交換が不可能です。内側の状態が悪い場合はリフォーム可能かを確認しておくことも重要です。

日当たり・眺望・風通し

日当たりと眺望はリノベーションでは改善できないポイントです。日当たりが悪いとカビの原因になったりします。また、光熱費にも大きくかかわってくる部分なのでしっかりと確認しましょう。

水廻り

キッチン 物件 仙台
キッチン・浴室・トイレ・洗面はカビが生えていないか、嫌なにおいが上がってきていないかを確認しましょう。リノベーションを考えている場合は位置変更が難しいこともよくあるので、位置関係を見ておくことも重要です。

天井

天井は天井の高さを見ておきましょう。マンションだと現状よりも天高を上げることが難しい場合があります。リノベーションを考えていなくても、あなたにとって違和感を感じない高さか確認しましょう。リノベーションを考えている場合は二重床を必要とする場合があります。天井が低いと二重床にするのも難しくなるので注意してください。

傾きや軋みがないか注意しましょう。リノベーションを考えていない場合は、はがれやささくれが出ていないかチェックしましょう。

窓 内覧 チェックポイント
窓は共有部分により交換することができません。ですので、スムーズに開閉するかはもちろん、断熱性能を気にする方はガラスは二枚のまどか、枠の素材は何か(樹脂の枠だと断熱性能が高く結露が抑えられます)といったところも確認しましょう。また、二重サッシを検討されているかは枠の幅が7センチ以上あるかも確認しましょう。

給湯器

給湯機の寿命は15年程度です。設置後どれくらいたっているものかを確認することで、入居後のトラブルや費用の負担を抑えることができます。

その他の注意点は?

中古物件を選ぶ際にはマンションの状態のみでなく周辺状況の確認が必要です。商業施設はあるか、駅は近くにあるか、夜道は安全かなどあなたのライフスタイルに合わせて必要な条件があるかと思います。不動産屋に相談する前に、自分の要望をしっかりと洗い出し、優先順位をつけておくと物件探しのそうだんもスムーズに進み、最適な物件を紹介してくれるでしょう。

物件内覧のポイントまとめ

いかがでしたでしょうか?中古マンションの物件内覧時のポイントを部位ごとに解説しました。物件購入は大きなお金が動きます。可能であれば、気に入った物件は朝・昼・夜、曜日を変えてなど時間帯を変えて内覧することで、近隣の状態もよりつかみやすくなります。後悔したくない場合はしっかりと物件内覧をすることが重要です。

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